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熊谷蓮生房 2

2009年9月10日(火) 体重68.0kg 体脂肪18.1%


片付かねぇ~!


片付かない。。。


さっそくですが、熊谷蓮生房について、昨日の続きから。



かつての戦友、宇都宮三郎頼綱ではないか。

ともに源氏に仕え、武勇を競った仲だった。

頼綱は、再会を懐かしむ風情もなく、怒気を含んでこう言い放った。


頼綱 「久しぶりだな、熊谷。うわさは聞いておるぞ。

    子供一人殺したぐらいで出家とは、日本一の勇者が聞いてあきれる。

    この腰抜けめがっ!」


言い終わるや、蓮生房めがけ、ペッと痰ツバを吐きかけた。


蓮生 「何をする! 無礼なっ!!」


いかに信仰徹底しても煩悩具足の身。

阿弥陀仏に救われても、欲、怒り、愚痴の三毒は、減りもしなければ、なくなりもしない。

辱めに腹立てる本性は微塵も変わらない。

こぶしを震わせ立ち上がり、つかみかからんばかりに頼綱を睨めつけた。


頼綱 「ほう、まだそんな元気があったのか。 ならば来い! 勝負してやる!!」


言うが早いか頼綱は、刀の一本を地に投げ馬を下り、素早く自らの刀を抜いた。

視線をそらさず蓮生も、拾った刀身を露わにした。

寸分すきもなく身構え、遠い間合いで二人は対峙する。

息詰まる緊張感が周囲を覆う。

互いの動きにのみ集中し、外界の一切を遮断した。



蓮生房の心は、かつての猛将、”熊谷次郎直実” に戻っていた。

腹底からの怒りに身を任せ、いざ斬り込まんと太刀を上段に移し、

声ならぬ声を発した、その刹那である。

・・・

雷に打たれたように硬直し、振り上げた手から刀が滑り落ちた。


蓮生 「ああ・・・・・・」


全身くずおれ、あふれる涙とともに合掌、懺悔した。


蓮生 「ああ、尊いことよ。

    有り難いことか・・・・・・。

    南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、・・・・・・」


頼綱 「ど、どういうことだ・・・・・・熊谷」


理解不能な蓮生房に、戦意も失せた頼綱は呆然と立ち尽くし、尋ねた。


蓮生 「戦友からさえ軽蔑される、この蓮生房。

    本師本仏の阿弥陀如来なればこそ、こんな極悪人を救いたもうたのだ。

    もったいなや、かたじけなや・・・・・・

    宇都宮よ、今のオレは、もう以前の熊谷ではないのだ。

    南無阿弥陀仏の縄に縛られて、思うままにならぬ幸せ者じゃ。

    許してくれい」


歓喜と懺悔の念仏に、むせび泣くのであった。

同じ人かと見まがうほど穏やかで、晴れやかな表情に、


 ”鬼の熊谷が、なぜにこれほど変わったものか!?”


ただただ驚き、頼綱は、前非をわびて訳を請う。


蓮生 「宇都宮よ。戦場では恐れを知らず、どんな敵にも挑んできたオレが、

    どうしても勝てぬ敵に出会ったのだ」


頼綱 「勝てぬ敵? そんなものは、オレの軍勢で蹴散らしてくれる」


蓮生 「いや、たとえ何十万の荒武者たちが立ち向かおうと、防ぎ切れぬ強敵じゃ。

    目にも見えず、一人一人の背後に迫っておるのじゃから」


頼綱 「一人一人の背後に、だと?」


蓮生 「そうじゃ。それは無常の殺鬼、己の死じゃ。

    いかなる猛者も絶対に勝てぬ。

    その大敵を知った時、

     『多くの人をあやめてきたオレは死ねばどうなるか。

      魂の行く先は真っ暗闇ではないか』

    と居ても立ってもおれなくなった。そんな時、お師匠様、法然上人にお会いし、

    不思議な弥陀の本願を聞かせていただくことができたのだ」


すべての人々の後生に一大事がある。

その一大事は、本師本仏の阿弥陀仏の本願によらねば絶対に救われないことを、

懇ろに語りかける蓮生の言葉に、宇都宮は、身じろぎ一つせず聴き入った。


蓮生 「このオレには墨染めの衣一枚しかない。

    しかし生きている今、弥陀の大悲に救い摂られ、

    いつ死んでも浄土往生間違いない身となった幸せ者じゃ。

    後生の不安は微塵もない。宇都宮よ、そなたも仏法を求めたまえ」


逆縁むなしからず。

下野の国 (栃木県) の領主であった宇都宮三郎頼綱は、

間もなく、法然上人のみ元を訪ね、お弟子の一人となったのです。


近年発見された 『興善寺文書』 (こうぜんじもんじょ) に、法然上人が記しておられます。


 「くまがへの入道のこと、くわしく申つかわし候。

  まことにありがたく、あさましくおぼへ候」


「あさましく」というのは、「あきれるほど」という意味ですが、法然上人は彼を、


 ”坂東の阿弥陀ほとけ”


と言っておられたとも伝えられています。



テーマ : コレ知ってる?
ジャンル : ライフ

Comment

引越しも大変ですね~。
こんなに大変な状況なのに、しっかりパソコンをネットにつないでブログを更新してたら、そりゃJJSG妻も怒りますよ。

こんな状況じゃ遊びに行けないな~(笑)

No title

ぐちゃぐちゃ~(笑)

でも緑の棚に苦心の跡が...

段ボールとか、大量の紙ごみとか、シンガポではどう処理すんだろ、なんておよそ的外れなことが心配になっちゃった。
これまたすんずれいしました~^_^;

No title

わっ、こりゃ大変~

うん、まずブログより引越しのかたずけやりましょ。^^

右側の紙くずの山(?)はなんか暖かそうだけど。。。

こんにちは^^

引越しされるんですね。
考えてみれば、私もこの10年のうちに3回引っ越しており、うち1回は海外でした。。
良いことはと言えば、不要な無駄なものを整理するいい機会にはなりますよね‥‥。

とにかく引越作業というのは大変ですが、頑張ってくださいね!

noaruuさん Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

引越しは、大変ですよ~。
私の荷物は少ないから、あっという間に終わりました。
大半は妻の荷物だから、なかなか片付きません。
なんでこんなに荷物が必要なのか、私には理解不能。。。
どこにどう片付けたらよいかわからないので、触らないようにしてます。

私は、がんばって手伝ってますよ♪
だから、ブログやっても大丈夫。

JJSG妻には、彼女なりの段取りがあるようなので、ゆっくりやってくださいなぁ。

potelyさん Re: No title

コメントありがとうございます。

まだまだ、ぐちゃぐちゃ~!(笑)
ま、とりあえず生活できるから、いいや~。

ゴミは、分別して出してますよ。
ダンボールは、引越し屋に回収してもらいます。
粗大ごみを捨てる所もあります。

なんでもかんでも、捨てちゃえますから、いいんだか、悪いんだか。。。

wwpowerさん Re: No title

コメントありがとうございます。

大変です!!
私は片付けたくて、うずうずしてますよ。
でもね、私が勝手に片付けると、なにがどこにあるか、わからなくなっちゃうらしい。。。
妻には片付けの段取りがあるから、勝手にはできませんのよ。。。

ゆっくり片付けまーす。

卒煙魂さん Re: こんにちは^^

コメントありがとうございます。

引越しました。
でも、引越さなきゃよかった。。。
しかし、後悔したとて、どうしようもないので、前向きに考えていこうと。

引越しは、気分転換になるし、楽しいこともあるけど、
やっぱり、私は、住みなれたひととこに居続けるのが良いなぁ。

私もこれまでかなり引越ししましたよ。
今回で7回目かな。。。
少なくともあと2回はあるだろうなぁ。。。

シンプルがいいですね。
ちなみに、私の荷物は、スーツケース1つと、ダンボール1箱で収まるかな。(笑)
Secre

ポチっと応援感謝♪

いつも応援有難うございます

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プロフィール

JJSG

Author: JJSG
男 173cm 血 O型
1972年7月29日生
(42歳)

福岡県出身
愛知県一宮市で育つ
シンガポール居住を経て、
(2007.9~2013.3)
現在は、日本在住
(名古屋近郊)
職業: 平凡なEngineer

スポーツ大好き♪
(野球、バドミントン)
カラオケ大好き♪
(演歌最高!)

父は、鹿児島県出身。
母は、福岡県出身。
共に九州、浄土真宗門徒。

私も、仏教、親鸞聖人の教えを、少しずつ学んでいます。

禁煙 2009年1月4日~
半日断食 2009年7月~
(すっかりサボり気味。。。)
体重:
MAX 81.4kg 理想 63kg

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